やれやれ、病院通いの日々
やれやれ、病院通いの日々
事のはじまりは歯痛だった。
ある日、右奥歯が痛くなった。物を噛むと痛い。冷たい水がしみる、甘いものもしみるのである。
これは、どうしたことか。以前、奥歯が痛くて歯科医院にいったら、どこも悪いところはないのですが、痛むことはあります。ストレスとかでと言われたことがある。今回のその類だろうと、高を括っていた。
歯科医院で、歯科医さんが私の口内を見てチェックしていくと「◯番C、◯番C……」と、やたらと「C」というのである。少し不穏な雰囲気である。
レントゲン撮影後、歯科医いわく「虫歯だらけですね。食習慣と変わりましたか? 奥歯は穴が開いているので麻酔して、神経も抜きます」というではないか。
予定とは180度くらい違う。 大した事ないというお墨付きをもらいたかったのに、「虫歯ばかり、麻酔して神経を抜く」って、どういうことだ。
「ところで、血圧はどうですか、高いと麻酔が打てないのですが……」と問われる。
今まで、麻酔は打たれ続けてきた。多分大丈夫だろう。献血もできたし。
しかし、気にはなる。 血圧は少し高めではある。献血できるギリギリ、高血圧症の一歩手前くらいの数値だったと記憶している。
改めて、家にある血圧計で、測ってみた。
まずい、かなり高い。
このままでは麻酔が打てない。虫歯が放置されてしまう。
血圧を下げるツボを調べ、押してみる。タオルなんとかがいいと情報を得て、早速試してみた。
効果が出るまでには2~3週間だそうだ。
明日は歯医者さん、麻酔を打つのに、ちょっと泥縄過ぎてしまう。
麻酔の上治療するという当日は、運動がてら歩いて医院に向かい、少しでも血圧を下げるように務める。
しかし、先生は無情にも「内科」で診てもらってきてください。血圧のコントロールができてから、進めましょう。他の所、麻酔しなくても済むとこを治療しておきますね。
と、麻酔はしなかった。
血圧コントロールが必要だ。
翌日、義母も通う循環器系の医院にいく。
診断の前に、採尿があり、問診があり、血圧を測り、血管年齢も測られた。
医師からは、「血圧は高いし、血管年齢は90歳代です。運動と塩分を控えてください。 ラーメンの汁は飲み干さないこと、せんべいとかは控えて」
と宣告されてしまった。通常の半分量の降圧剤を処方された。最後に採血もされた。やれやれ。
ついでに、点眼薬も残り少なくなったので、眼科医へ。緑内障の治療のための点眼薬をもらうのだ。 目の方は、かわりない。緑内障は一般に治ることはない。治療は症状の進行を止める、遅らせることである。
調剤薬局で降圧剤と緑内障用の薬をもらい、雨上がりの道を帰る。
いやはや。 その後は、床屋へ行く。この際だから、外見もさっぱりしようと思ったのだ。
歳を取ると、なんだかんだと病院に通う日が増えてくる。
病院の診察券も増えていく。
病院の診察券が増えていくのが、歳を重ねることと思ってしまう。
やれやれ。












