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2006.01.08

息子のお土産

 過日、息子は知人の家族と一緒に日帰りのスキーを楽しんできた。
 知人宅には息子と同学年の子どもがいて、いい遊び相手なのだ。

 一日遊んで、帰ってきたのは渋滞につかまって深夜だった。
 夜中に元気いっぱいに帰ってきた息子、彼の買ってきたお土産をみて、なんだか嬉しくなってしまった。

 どこかに出かけたら、何かお土産を買わせている。
 お土産は、その人のことを気にかけていましたよ、とか、感謝を表すことになる。
 他人へのお土産だけだと、それはまだ幼い子どもには辛いだろうと、自分へのお土産を買ってもいいことにしている。
 なにか旅行に行ったり、キャンプに行ったりしたら、家族と自分へのお土産を買えるだけ、わずかだけれどお金を渡しているのだ。

 で、息子が買ってきた家族へのお土産は、父と母には「ホワイトマウンテン」というお菓子、妹には小さなぬいぐるみ。
 そして、自分へのお土産は「生蕎麦」だった。

 スキー場のお土産売り場で買ったのだろう、そこには小学生の男の子が喜びそうなおもちゃやカード(ムシキングとかダイノキングとかとか)もあったろうに、なぜ「生蕎麦」なのだ?

 息子曰く「昼に蕎麦を食べて美味しかったから、もう一度食べたくて買った」のだそうだ。
 大人が旅行に行って、「昼に食べたあれ美味しかったから、お土産に買って帰るか」と同じではないか。

 息子は時代劇が好きだし、ご飯にみそ汁に焼き魚の純和風の食事がいたくお気に入りだ。年の割に渋好みなのだ。
 渋好みだからだけではないのだろう、美味しいものを食べたので、家族にも食べてもらいたくなったのかもしれない。その心根が嬉しいではないか。

 息子が買ってきてくれた蕎麦を食べながら、すこしホロリとしたのである。

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