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2006.02.15

機嫌よく生きなきゃ、もったいない――岸本葉子さん講演会

 過日、岸本葉子さんの講演を妻と聴いてきた。

 講演会のタイトルは「機嫌よく生きなきゃ、もったいない」である。

 センチェリーハイアット東京で、茶菓付きでなかなか優雅な趣の講演会だった。

 岸本さんはやはりテレビや写真で見るより、実物の方が美しい。
 そして、話が明晰で、楽しい。

 今回の講演で、岸本さんは「機嫌よく生きる」七ヶ条を挙げて、
 「機嫌よく生きなきゃ、もったいない」ということを話された。

 岸本さんの七ヶ条とは


・心のやりくりをせず、今現在なすべき事をなす。
・自分だけに特別なことと思わない=普遍化=他者に学ぶ姿勢
・状況の中にユーモアを見いだす=客観化、自己距離化=心のゆとり
・分割式でとらえる
 量的な分割
 質的な分割
・心の「遠近法」を時に応じて使い分ける。
・小さな目標を設定し、その達成感をだいじにする
・他者は私ではないと認識する。

 この詳細は、岸本さんがまた何か文章として残してくれるだろう。

 この七ヶ条の前に、哲学者アウレリウスの次の言葉を引用して

「何か自分の外にあるもので苦しむ場合、おまえに悩みを与えるのは、その外なるものではなく、外についてのおまえの判断である。
判断の方なら、それを打ち消すことは、おまえの力でできることである。」

 岸本さんはガンに罹ったときのことを挙げ、出来事をどのように受け取るかは自由なのです。
 と語っていた。

 その言葉を聞き、私と妻は ハタッ と膝を打ったのである。

 私たちのカウンセリング技法「論理療法」の考え方そのものではないか、と。

 岸本さんの語る通りだ、何事もあなたの感情を左右することはできないのだ。
 不安とか悲しみ、喜び、苦しみ、等々の感情は、そのことをどのように受け取るか、によるのだから。

 受け取り方は、その人の自由、つまり選択権は本人にあるということ。

 カウンセラーとしては、さらにひとこと付け加えると。

 「受け取り方は、自由なのです。そして、その結果は自分の責任なのです。」

 つまり、どのように受け取ってもそれは、その人が選んだからです。
 その結果、不安に陥ったり、悲しくなったとしても、その感情はその人が選び取った感情なのです。
 しかし、その感情は自分で選び取ったものなら、それを打ち消すことも「おまえの力でできること」であるのです。

 もう、何度も書いたことだけれど

 岸本さんの生き方は、ラショナルな生き方そのものだ。

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