効果10倍の〈教える〉技術――★★★★
効果10倍、というタイトルに惹かれて読んでしまった。
これまでの講義スタイルの研修では、身に付くのは10%しかないという。
研修のスタイルを変えないと、研修は「イベント」になってしまう。
ではどうすればいいのか、というのが本書である。
吉田 新一郎著
PHP研究所 735円
さまざまな授業方法を取り入れること。研修の前後が大事だというのだ。
まず、新しい研修モデルが示されている。
1)引きつける
2)インパクトのある体験や情報の提供
3)体験や情報の振り返りと共有
4)応用する
5)プログラム全体の振り返りと評価
このサイクルは、ディベート研修では普通にやっていることではないか。と嬉しくなった。
この学びだけでは学んだことは活かされないので、さらに、研修の前後で上司のサポートや研修後のフォローアップが重要だという。
本当に研修で学んだことを、活かし、職場を変えていこうと思ったら、まずは上司から変わってもらわなくては。
そして、やりっ放しで終わるのではなく、適切なフォローも大事だ。
本書は、学びについて企業の研修のみならず、学校教育にも言及している。
示唆に富む、が、もう少し具体例が欲しかったなあ。事例紹介が欲しいところだ。
まあ、ディベートの研修が、新しい学びとほぼ同じだ(と思う)ことに、意を強くしたのである。
細かいところでは、新しい学びを良とすれば、まだまだ改善の余地はあるのだけれども……。
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