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2006.09.07

ギャングエイジとの抗争と岸本さん

 朝から息子はご機嫌斜め。

 何を言っても、「いいもん」「やらない」「しらない」
 の反抗盛り。

 娘を保育園に送っていって帰ってきたら、息子は「学校に行かない!!!!!」と大泣き中。
 やれやれ。

 なだめすかし、だまして自転車に乗せたまではいいのだけれど、学校の門のところまで来ても降りない。
 無理矢理降ろして、抱え上げても大暴れ、私の眼鏡はどこかにふっとんでしまうは、自転車は倒れそうに鳴和で、一騒動。

 ちょっと降ろすと校門を出て「学校には行かない!!!!!!!!!!」と叫ぶばかり。

 ここで根負けをして「行かなくていいよ」としてしまっては不登校のはじまりだ。
 正面突破作戦を変更、少し歩いて裏門から送り込む作戦に。

 「おばあちゃんのうちに行こうか」と適当なことを言いつつ、なだめすかして少し裏門の方へ歩き出す。すると、担任の先生が来てくれた。
 申し訳ないことにこの時はじめてお会いした。
 正門での悶着を他の先生が教えてくれたのだ。ありがたい。

 いろいろとなだめすかすが、彼は登校すること頑なに拒否、こちらも彼がこのまま帰るのを拒否。膠着状態になる。
 そのまま裏門へ。

 入りたがらない息子、先生にランドセルを渡し、裏門にとにかく押し込む。
 それでも出ようとする息子、門を開かないように足で押さえる先生(ベテランの女性だ)、そのまま息子を置き去りにして帰ってきた。

 いやはや、一日のエネルギーの95%くらいを消費した。
 
 このギャングエイジは何年続くのか……。

 疲れ果てた身体に鞭打って仕事をする。
 事務と研修の準備だ。

 午後からは岸本葉子さんの講演を聴きに行く予定。
 しかし、少しくじけそうになる。疲れ果ててしまったから。

 それでも気力を振り絞って日比谷へ向かう。
 妻と一緒に会場へ。
 場内に入るロビーのところで岸本さんを見かける。
 挨拶をすると岸本さんが会釈を返してくれる。
 年に一度くらい講演会でお会いするだけ(サイン会があればすかさずサインをもらったり、写真を撮ったりはするけど、ミーハーなのよ)なのに、覚えていてくれたのだ(と思う)。うれしい。
 ますます岸本さんのファンになってしまう。

 がんと共に生きる、というセミナーの一つとして岸本さんの講演がある。
 今のところ(検診を受けていないだけだが)この病気とは関係ないのだけれど、身内ではガンで亡くなった人もいるし、日本人の二人に一人がかかる病気なのだ。
 もし、というときの心構えとして、先達の話を聴いておいて損はない。
 が、折角の岸本さんの話も、朝からの疲れから少し気を失ってしまったところがある。残念である。

 岸本さんの講演が終わり、他の人の講演とパネルディスカッションはパスして、有楽町の無印を少しだけ覗く。
 
 帰ったら、息子も帰宅していた。
 朝のことをガミガミ言わず、これからのことを話し合おう、と妻とは了解済み。
 息子も下の娘に親を取られたような気がしているのかも知れない。な、ということで親子で風呂に入り、裸の付き合いをする。
 
 学校に行ってみると、楽しかった、というので一安心。これなら大丈夫だろう。

 話し合いが功を奏したのか、裸の付き合いがよかったのか、息子は久しぶりに勉強を(ほんのわずかだが)自ら取り組んだ。よしよし。
 
 教育には時間がかかるもの(いろいろな意味で)とわかっているのに、我が子になると短期間で結果を求めたくなってしまう。困ったものだ。

 ああ、とにかく明日も機嫌よく過ごせますように……。

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