さようなら、カート・ヴォネガット
今日、夕刊の片隅に訃報が。
ちょうど彼の処女長編「プレイヤー・ピアノ」を読み終えたときに、逝去の報に接するとは……。
ヴォネガット、アーヴィング、村上春樹と繋がっているような気がする。
面白哀しく、豊穣な物語、重奏する展開と通奏低音は相通じるものがある。
ヴォネガットは、私の学生時代にはある種のカリスマだった。(カート・ヴォネガット・ジュニアのころだ)彼の小説は一種、SF青少年の通過儀礼のようなものだった。SFといっているけど、それはもうどこにもない文学だ。でもSFだ。みたいな。
実は、彼の小説は全く読んでいなかった。なぜか本は何冊も持っているのに何十年も読むことがなかった。
先月、本棚を整理していると出てきた数冊の本を前に、そうだ読もうと思い立ったのだ。
最初の一冊を読み終え、「そういえば、まだ存命なのだろうか」とふと思ったときに、夕刊の片隅に見つけた訃報。少し哀しい偶然だ。
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