小確不なお腹
小確不(しょうかくふ)=些細だけれど確かに不幸せなこと。些細だけれども確かに不幸せをもたらすもの
本日は、某所で研修。
いつもより少しだけ寝坊をして、慌てながら身支度をする。
研修の準備は前夜にしておいた。
娘と妻に(息子は合宿で不在)いってきますと言って家を出る。
やれやれ、電車には間に合った。カバンを足下におこうと身をかがめ、吊革につかまるのに背を伸ばした。どうも腹あたりが軽やかな感じがする。どうしたことかと手をやると、……ない。何かがない。腹をみるとベルトをしていない。し忘れてしまった。
なんていうことだ。
しかし、不幸はそこではなかった。
ベルトをしていないと、ズボンがずり落ちるのか、と心配なのだが、一向にその気配がない。それどころかほどよく腹部への締め付け感すらある。つまり、メタボ腹にぴったりとズボンのウェストが収まっているのである。やれやれ。
ズボンがずり落ちないのはよかったけれど、お腹がメタボなことをはっきりと認識してしまった。小確不である。
これまでのベルトをしていたのはどういうことだったのだ。ベルトの努力はムダだったのか。申し訳ない思いでいっぱいだ。済まぬベルトよ、きみの営々たる努力はムダだったのだ。意味がなかった……。
毎日腹筋10回以上するぞ……、と一応誓ってみたのである。
ベルトがベルトとして機能する日まで!
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