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2025年3月

2025.03.18

娘の卒業式

昨日は、娘の卒業式でした。
入学当初はコロナ禍で、入学式もなく、大変な学生生活のはじまりだった。
5年間よく頑張った。
嬉しくもあり、淋しくもあり。
4月からは家を離れてしまう。
二人で家族をはじめ、家族が増え育ち、そしてまた二人に戻るのだ。
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読書感想文 カフネ/阿部暁子

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「死んだ弟の元恋人は、すでに十九分遅刻している」

書き出しの一行で物語に引き込まれた。
弟がいるのか、その弟は亡くなっている。
いつ、なぜ亡くなったのだろう。
弟の元恋人に会おうとしているのはなぜ? 
十九分も遅刻するって、元恋人はどういう人なのか。十九分、約二十分でも、おおよそ二十分ほどでもなく、十九と細かいことを気にする人なのか、この主人公は……

この物語のすべてが書き出しの一行にある。

そして、ここから生じた様々な問いに応えるように、物語は進んでいく。
ただ、最後の方は読みづらくなってしまった。どうにも視界がぼやけるのだ。瞬きをしても、文字が滲むのには参ってしまった。
最後はこのタイトルの意味がよく分かる場面である。

作者は、最後のこの場面を書きたくて仕方なかったのでは、とさえ思う。

●併せて読みたい「光のとこにいてね」一穂 ミチ

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#読了

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