育児

2014.02.19

※男子たるもの、子どもができたら育児に参加してはいけない、まして手伝うなど以ての外だ。決してイクメンになってはいけない。※

 朝活での雑談でのことだった。新聞記事をもとに話をする朝活、子育てがしにくい日本が話題になった。

 新米パパさんがいたので、先輩パパとして、ついタイトルのようなことを言ってしまったのである。

 

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「子どもができたら、男親は育児に『参加』してはいけない。ましてや育児を『手伝う』などもってのほかだ。決して『イクメン』になってはいけない。

 

 参加する、ということは、「今日は不参加です」とか、選択の余地があるかのような言葉である。育児には時々参加したり、不参加だったりはできない。子どもが育つ間に、休みはないのだ。

 

 手伝うということは、何らかの主体があって、それを助けるということである。つまり、自分が主体ではないのだ。自分の仕事を「手伝う」という人はいないだろう。自分の仕事は「する」だ。育児はするのだ。他人の子どもの面倒を見たりするなら「手伝う」と言えるかも知れない。しかし、自分の子どもことを、どうやって手伝うのだ。自分のことは「する」のだ。

 

 イクメンは、育児をする男性が珍しいから、あえてつけられた名称だ。「イクメン」と言われることをとか思ってはいけない。考えてみると育児をする女性を「イクウーマン」などと呼ばない。なぜなら、当然のことだから。当然のことをしている人は、特別な名称では呼ばない。特別な名称を与えられると言うことは、当然のことをしていない者だからだ。つまり、当然のことなのに、偉そうにやっているだけの、傲岸者である、と自ら認めることになる。

 

 誰かが子どもにミルクを与えていたら、その間は何もできないのだから、別のものが家事をする。おむつを替えるのは、近くにいる者だ。夜泣きをすれば、体力のある方があやせばいいのだ。

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 育児は親がするものだ、参加することでも、手伝うことでも、ない。するのだ。当たり前ことだから、あえて名称などいらない。名をつけるならもう付いている、「親」だ。

 

 だから、男子たるもの、子どもができたら育児に参加してはいけない、ましては手伝うなど以ての外だ。決してイクメンになってはいけない。「親」になるのだ。」

 

 年を取ると説教臭くなって、困ったものである。やれやれ。

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2012.11.07

もも なの!

小学生の娘をスイミングスクールに迎えに行った帰り道、
ドラッグストアでトイレットペーパーを買わなくてはと寄り道をすることに。
(トイレットペパーの買い出しと交換、残った芯の処分は私の担当である)

娘が「何を買うの?」と聞くので
「トイレットペーパーだよ」
「トイレットペーパーって?」
「トイレでお尻を拭く紙だよ」
「え~、わたしには、おしりないよ」
「え~~~、そんなことないでしょ」

「わたしに付いているのは、、なの!」

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「……家族以外にはいわないようね!」

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2011.08.01

大奥、そして娘の出奔

大奥と娘の出奔

 久しぶりにマンガにのめり込んでいる。
 遅ればせながら「大奥」よしながふみ、白泉社である。
 男が激減してしまった江戸時代、男に変わり女が働き、将軍も世継ぎの男がいなくなってしまった。代わりに女が将軍となり、大奥は美男が巣くう。その中での権力闘争のが描かれている。それが狐と狸の化かし合いのように、面白い。押して、引いて、搦め、裏をかいて、さらにその裏の裏をかき、そのまた間隙を縫って裏をかく、駆け引きの妙に感嘆するのである。
 
 江戸の昔でなくても、我が家にも権力闘争家がいる。
 娘である。
 自分の思いを貫くために、あの手この手で攻めてくる。
 今日も服装のことでひとしきり闘いがあった。

 娘は短パンをはいてラジオ体操に行こうとしていた。
 妻と私は、「短パンはダメ、長いズボンをはきなさい」というのだが、これが聞かない。
 娘には太もものところに少し痣がある。レーザー治療をして、少し薄くなってきた。しかし、紫外線を浴びるといけないのだ。薄くなった痣もまた元に戻ってしまう。
娘も知ってはいるのだが、暑いのに長いズボンははきたくない。

 ここで一悶着が起こるのである。
親「長いのをはいていきなさい」
娘「イヤだ!」
親「どうして」
娘「暑いもの」
親「折角の治療が無駄になる、紫外線に当たってまた痣が出てくるんだからね。そうなりたいなら、そうしなさいよ」(脅す)
娘「イヤだ!」
親「じゃあ、長いのはいていきなよ」
娘 渋々長いズボンをはく、渋っているのでモタモタしている
親「早くしないと、ラジオ体操終わっちゃうよ」
娘「母が悪いんだからね、あれはけ、これはけって、いいズボンないんだから」
親「最初から、長いズボンを探して、さっさとはけばよかったでしょ!」
娘「だから、母のせいだからね、あ~ん!」(無茶ぶりをしてくるは、大声で泣くはでもう大変)

娘「もうイヤ、母も父も兄も嫌い、出て行く!」 家から出て行こうとする娘

まあ、子どもが出て行っても行くところがないし、すぐ帰ってくるだろうことはわかっているのだが、幼い女の子が一人でふらふらしていたら、今のご時世、何が起こるかわからない、必死で止めに入らざるを得ない。

 主導権争いをしているのである。
 私のいうこと聞かないなら、家を出るわよ! と。
 
 何という策謀家だろうか。
 娘は条件闘争に持ち込もうとしているのだ。
 
 親としても、娘の策略に乗るわけにはいかない、下手に条件闘争になると、あとはつけ込まれる。悩ましい限りだ。

 小学校低学年でこの有様である。
 このような主導権争い、権力闘争、策謀、陰謀、があと何年、どれほど渦巻くことやら。やれやれである。

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2011.07.18

だって、オトナだから

作文の宿題に取り組む娘。

ほぼ書き終えた作文を持ってきて、

「こういうのは、申し訳ないのだけど、ここ間違えたから、全部消して!」

半分ほどのところで、「を」を入れ忘れたというのだ。
それ以降の文章を父親に消せと命じるのである。

「なんで消さないといけないの」
「間違えたから」
「どうして、自分で消せばいいじゃない」
「だって、大変だもの」
「大変なことをなんで父がやらなくてはいけないの」

「だって、オトナだから、大変なことをやるの」

その迫力に押されて、父親はしかたなく、消しゴムをゴシゴシと動かしましたよ。

迫力ある言い切り、将来が怖ろしい……!

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2011.05.04

ダイエットのお年頃!?

「ねえ、どうすれば痩せられる?」
娘が真剣な顔で訊いてくる。
(まだ、ダイエットを考える歳じゃないだろう! とはいえないなあ、いうと意固地になる)
と素早く判断して、次のように答えた。
「ダイエットはね、運動と食事なんだ。いろいろなものをたくさん食べて、いっぱい運動するといいんだよ。食事が偏ると、格好良く痩せられない。兄は太っていないだろう。(確かに、少年らしいほっそりとした体型をしている)朝から丼飯を食べても、それは水泳で毎日運動しているからなんだよ」
「うん、わかった、じゃあ、運動してくるね、縄跳びしてくる」
と、娘は元気よく外へ飛び出していった。

娘は小学一年生である。
なのに、もう太ることを忌避しようと懸命なのである。
どうして?
どう見ても、幼児体型でぽちゃぽちゃしているけど、太ってはいない。
なのに……

もう、気持ちは女の子ではないのですね。いやはや。

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2011.03.09

卒業謝恩会とキーワード読書会

 小学生の息子、いよいよ卒業である。
 その前に卒業謝恩会があった。
 学校の体育館で、それまでお世話になった歴代の先生、地域の方々、父母たちを集め、

感謝の言葉、贈る言葉、歌をおくりあうのである。
 来賓やかつての担任の先生のお話は、それはそれでなかなか泣かせてくれる。
 小さかった子が、もう、こんなにという感慨がある。

 先生たちの合唱、父母の合唱、児童たちの合奏と合唱、そしてサプライズの歌とプレゼント、先生と父母に。
 六年もたったのだな。としみじみと思うのである。
 
 感激の会の後、夕方に葛飾区中央図書館に向かう。

 キーワード読書会なるものがあるのだ。

 キーワード読書会 のキーワードは「わかれ」でした。
 どんな「わかれ」があるのか、
 どんな人が集まるのか、それは楽しみだった。

 図書館の中にある会場に着いてみると、
 「お仕事されているのですか」と尋ねられた。
 まわりはほとんど引退している人たちなのだ。
 おそらく、わたしが最年少。
 おお、久しぶりの感覚、最年少!!!

 読書会に出てきた本は
「人間臨終図巻」
「日本人と「死の準備」」
「夏の庭」
「白い犬とワルツを」
「150通の最後の手紙」
「ウィーン世紀末文学選」
「グレート・ギャッツビー」

 である。
 選定がなかなか渋い。

 いつも開催しているブックトークオフに比べると、平均年齢はたぶん30歳前後、今回のキーワード読書会は60歳前後、倍も違うのだ。

 参加者も少なく、一人ひとりの話は実にノンビリと。
 人生経験も豊富な人たちだから、話題も知識も豊富で、真っ直ぐには進まない…。そこが楽しい。

 次回は5月10日(火) テーマは「こども」です。

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2010.12.25

サンタがやってきた!

クリスマスの日、子どもたちは早起きだ。
中庭に面したベランダにサンタさんからのプレゼントがあるから。
さすがに小学校6年生の息子は分かっているが、年長の娘はまだまだ信じている。
息子にはブレザーと時計、娘にはドレスとミニキーボード、まあどれだけ喜んでくれたのか。

と、今日は私の枕元にもプレゼントが…
「ぐっすり眠れる本」が。
いつもあまり眠らない私に、息子からのプレゼントである。

勉強は机に向かったとたんカラータイマーが鳴り出すのか、さっぱりなのだが、
やさしい心根が育ってくれたから、いいかな。

息子には小遣いはやってはいない。
今年、おばあちゃんからもらったお年玉を大事に使い、残り少ない中から買ってくれたのだ。

何にも代え難いプレゼントである。

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2010.11.07

イクメン・カジメン パネルディスカッション

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ということで、パネルディスカッションに参加します。

どうなることか。

お時間があれば、足を運んでいただければ幸いです。

○11月14日(日) 10:30~12:30
足立区男女参画プラザ 3Fサークル活動室

お待ちしています。

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2009.07.03

星に願いを!

 もうすぐ七夕 短冊に願いを書いて……
 娘も保育園で短冊を書いてきましたよ。
 
 「アリエルになりたい」……と

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 どうやってなるのだ!
 ちなみにアリエルというのはディズニーアニメの人魚姫の名前である。

 やれやれ……sigh

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2009.04.04

3月22日(日)~28日(土)

22日(日) 
 家族で異文化交流会に参加。隣国の方々と交流。
 ハングルはまだまだ出来ないが、相手が日本が出来るので、コミュニケーションは成り立つ。楽しい。

23日(月)
 某省と研修の打合せ
 帰宅後、帰省の準備など

24日(火)
 帰省の準備、様々な雑務を
 夕刻 「トワイライト」試写会
 アメリカでベストセラーになったYA(ヤングアダルト)小説の映画化。
 恋と冒険、切ない恋情、青春だねえ。

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25日(水)
 北海道に帰省。
 三月下旬だが、まだ雪が残っている。息子は大喜び。娘は小喜び。
 我が家の帰省に合わせ、道内に住む姉も帰省。
 兄弟、孫、曾孫などなど十数名が集う。

26日(木)
 息子は一日雪まみれ。
 北海道といえばカニ、蟹である。
 季節的にタラバはないが、ほとんどそっくりのアブラガニ、毛蟹、ズワイガニを食す。満足満足。

27日(金)
 娘ははじめてスキーを体験、最初は嫌がっていたものの、ちょっと滑ることが出来たので、上機嫌に。
 帰省は、病床の父を見舞うことだったのだが、孫や曾孫に囲まれ、ちょっと元気が出たよう。よかった。

28日(土)
 D甲子園関東地区春季大会
 花粉症が激化し、抗ヒスタミン剤を服用。
 口が渇いて、なかなか講評が滑らかにいかない。やれやれ。

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